ランタンは、キャンプサイトを照らすための道具です。
現在はさまざまな種類があり、それぞれ光の特徴や使い方が異なります。
「どのランタンが一番良い」というものではなく、どのような時間を過ごしたいかによって選び方は変わります。
この記事では、代表的なオイルランタン・ガスランタン・LEDランタンの特徴を紹介します。
ランタンを選ぶ前に知っておきたいこと
ランタンは明るさだけで選ぶものではありません。
例えば、
- 調理をしやすくしたい
- テント内を照らしたい
- 焚き火の雰囲気を楽しみたい
- 荷物を軽くしたい
など、目的によって適した種類が変わります。
なお、オイルランタンやガスランタンは炎で燃焼するため、密閉されたテント内(特に空間の狭いソロ用テント)で使うと一酸化炭素中毒や火災の危険があります。使用は必ずテント外に限り、テント内はLEDランタンを選びましょう。

まずは、それぞれの特徴を理解することが大切です。
オイルランタン
オイルランタンは、灯油やパラフィンオイルなどの燃料を使用し、芯(しん)へ染み込ませた燃料を燃焼させて光を得るランタンです。
炎そのものが光源となるため、やわらかく落ち着いた光が特徴です。
特徴
- やさしい暖色の光
- 雰囲気を楽しみやすい
- 燃焼音がほとんどない
- 明るさは控えめ
- 定期的な燃料補給や芯の手入れが必要
読書や調理のメイン照明というより、空間を演出する灯りとして使われることが多くあります。
ガスランタン
ガスランタンは、OD缶やCB缶などのガス燃料を使用するランタンです。
燃料缶をセットして点火するだけで、キャンプサイト全体をしっかり照らせる非常に明るい光を得られます。
特徴
- 非常に明るい
- 広範囲を照らせる
- 点火や火力調整が簡単
- 燃料缶(OD缶・CB缶)が必要
- 寒冷地ではパワーガスが必要な場合がある
燃料缶をセットして点火するだけで手軽に扱えるため、サイト全体を照らしたい場合やファミリーキャンプなどで活躍します。
LEDランタン
LEDランタンは、発光ダイオード(LED)を光源としたランタンです。
充電式や乾電池式など、多くの種類があります。
特徴
- 燃料を使わない
- スイッチですぐ点灯できる
- 明るさを調整できる製品が多い
- 熱が少ない
- テント内でも使いやすい
メンテナンスが少なく、扱いやすいことから、初心者にも広く使われています。
明るさの違い
ランタンは、種類によって明るさの特徴も異なります。
| 種類 | 明るさ | 光の特徴 |
|---|---|---|
| オイルランタン | 控えめ | 炎の揺らぎを楽しめる |
| ガスランタン | 非常に明るい | 広範囲を照らせる |
| LEDランタン | 製品による | 均一で安定した光 |

明るさだけを見るとガスランタンやLEDランタンが優れていますが、それぞれ役割が異なります。
シーンごとの使い分け
キャンプでは、一種類だけでなく複数のランタンを使い分けることも珍しくありません。
例えば、
- メイン照明はガスランタン
- テント内はLEDランタン
- 焚き火の横にはオイルランタン
というように配置すると、それぞれの特徴を活かしやすくなります。
虫が多い時期は、ランタンの工夫で快適に過ごせます。ガスランタンは明るさを活かしてテントやテーブルから少し離した場所に置き、虫をそちらへ誘導する方法があります。オイルランタンはホヤをアンバー(琥珀=こはく色)にすると虫が寄りにくくなり、シトロネラ(虫が苦手な香りのハーブ成分)入りのオイルを使う方法もあります。

ソロキャンプでは、LEDランタンとオイルランタンを組み合わせるスタイルもよく見られます。
メンテナンスについて
ランタンは種類によって手入れの内容も異なります。
オイルランタン
- 燃料を補給する
- 芯を調整・交換する
- ガラスを掃除する
ガスランタン
- 予備のガス缶を用意する
- ガス缶を管理する
- 本体を清掃する
LEDランタン
- バッテリーを充電する
- 電池を交換する
- 汚れを拭き取る
それぞれの構造を理解しておくと、長く使いやすくなります。
オイル・ガス・LEDにはそれぞれ異なる仕組みと特徴があるため、使う場所や目的に合わせて選ぶと、キャンプの灯りをより快適に整えられます。