インナーテントは、シェルターやフライシートの内側に設置する、就寝用の居住空間。
単体で使うだけでなく、大型シェルターの中へ設置する「カンガルースタイル」としても使われている。
夏は蚊帳として虫の侵入を防ぎ、秋冬は冷気対策として活躍するなど出番は幅広く、外幕が結露で濡れても寝袋までは直接濡れずに済む。
たった一枚のメッシュを挟むだけで、視界を遮るわけでもないのに、その内側にいると結界に守られているような感覚すらある。
特に夏はこれが無いと虫の多さでかなり厳しくなるし、寒い季節でも、あるかないかで安心感や体感温度が大きく違ってくる。
また、開放的なリビングスペースを確保しながら、寝る時だけ落ち着ける空間を作れるため、特にカンガルースタイルとの相性は良い。
自立式であれば設置場所の微調整もしやすく、レイアウト変更も比較的簡単に行える。
そんなインナーテントにも、全面メッシュで通気性を重視したタイプや、吸湿性に優れたTC(ポリコットン)素材の布地のファスナーを開けるとメッシュになるタイプなどさまざまな種類がある。
また、フックやポールなど設置に使うパーツの組み合わせ方も製品によってさまざまで、使用するシェルターとの相性や収納サイズも選ぶ際のポイントになる。
薄い布地一枚でどこまで安心をつくれるか、季節や場面に合わせて使い分けてみるのも面白い。