火消し袋や火消し缶は、焚き火の後に残った炭や熾火(おきび)を安全に処理するための道具。
完全に消火するまで待てない場合や、炭を持ち帰る必要がある場面で使われる。
火消し袋を使う時
バックパックキャンプ中心の自分は、軽量でコンパクトに収納できる火消し袋を使うことが多い。
炎こそ上がっていないが、煌々と赤い熾火を袋に入れることも少なくない。
袋越しに熾火がうっすら見えると、耐熱性はあるとわかっていても、あらためて熱の強さを感じる。
とはいえ、小さな薪で焚いた時やウッドストーブのような焚火台では、ほぼ灰になるまで燃え切る場合も多い。
袋の中身は、灰捨て場があれば朝のチェックアウト時に捨て、なければ袋ごと家まで運ぶ。
状況に合わせて
荷物に余裕のあるオートキャンプなら、火消し缶の方が扱いやすい。
密閉性や耐久性に優れ、しっかりとした形状のぶん、蓋を閉めた瞬間の安心感も強い。
ただし、缶の底からはやはり熱が伝わってくる。
袋も缶も、地面に直接は置かず、石の上や焚火台の脇を選んでいる。
形状や素材の違いはあるが、どちらも焚き火の終わりを支える道具であることに変わりはない。
火を消すたびに
焚き火の後片付けは地味な作業に見えるが、いつの間にか、火を起こすことよりも、火をどう終わらせるかを意識するようになっていた。
今では片付けから逆算して、終わりに近づくほど、くべる薪を調整している。
家まで運んだ灰は、粉々に砕いて庭の草花の堆肥づくりに使う。
火を消す一手間も、焚き火を楽しむ時間の続きといえる。