アルコールストーブ

ITEM-304

アルコールストーブ

静かな炎と向き合う時間

アルコールストーブ(通称:アルスト)は、燃料用アルコールを燃焼させて熱を得る小型の燃焼器具。

手のひらに収まるほどの大きさで、燃料を合わせても、重さはほとんど気にならない。

急がない日の火

自分の場合、調理は焚き火に任せ、アルストは湯を沸かすことに専念させることが多い。

朝、焚き火の横で一杯分のコーヒーの湯を沸かすくらいなら、大きな火力はいらない。

荷物を軽くまとめたい日には、バーナーとガス缶の代わりにアルストを入れると、もう一段身軽になる。

速さではバーナーに分があるが、時間に追われていない時には、あえてアルストを選ぶ。

何より惹かれるのは、その静かさ。

点火しても音らしい音はなく、ゆっくりと炎が立ち上がる。

火力は穏やかだが、そのぶん慌ただしさがなく、湯が沸くのを横目に、焚き火のそばでぼんやりしていられる。

自分なりの組み合わせ

同じアルストでも、真鍮製やアルミ製など素材に違いがあり、大きさや燃料の容量によって燃焼時間も変わる。

また、五徳を内蔵したものもあれば、五徳や風防を別に用意して使うものもある。

使い方に合わせて組み合わせを考えるのも楽しい。

空き缶で自作する人もいて、市販品にはないオリジナリティを出せるのもアルストならでは。

手をかざし、風を防ぐ

そんなアルストの炎は、明るい場所ではほとんど見えない。

火がついているかどうかは、少し離して手をかざし、伝わってくる熱で確かめる。

アルストを使う人ならたいていやる仕草だが、点火のたびに繰り返していると、ちょっとした儀式のようで気に入っている。

見えない火だからこそ、燃料の継ぎ足しには気をつけたい。

それに、少しの風でも炎が横に流されてしまうため、火をつける前に風防で囲う。

さすがに風の強い日は、アルストの出番はお預けになる。

風防を立てて五徳をのせる準備にはひと手間かかるが、その段取りも嫌いではない。

長く付き合える

繰り返し火にあぶられた風防や五徳には、焼け色が重なって味が出てくる。

構造が単純で壊れる心配が少ないのも、長く使い続けている理由のひとつ。

アルストの火は、小さく、見えにくく、風にも弱い。

その頼りなさが、そのまま一杯のコーヒーにかけるゆとりになる。

SELECTED ELEMENTS: (AD)

アルコールストーブの選定

※ 掲載リンクにはアフィリエイト広告が含まれます。

trangia Alcohol Burner TRB25

トランギア アルコールバーナー TRB25

トランギア アルコールバーナー TRB25

半世紀以上の歴史を持つ、圧倒的な信頼性を誇る真鍮製の名作。

SELECTION - こんな人に

真鍮の風合いを楽しむ

Amazonで見る→

Esbit Alcohol Burner ESAB300BR0

エスビット アルコールバーナー ESAB300BR0

エスビット アルコールバーナー ESAB300BR0

炎の調節や消火がしやすいハンドル付きキャップが便利な真鍮製。

SELECTION - こんな人に

火加減を調節したい

Amazonで見る→

EVERNEW Titanium Alcohol Stove EBY254

エバニュー チタンアルコールストーブ EBY254

エバニュー チタンアルコールストーブ EBY254

わずか34g。軽量で高火力、中央からも炎が上がる2段構造。

SELECTION - こんな人に

軽さと火力を重視

Amazonで見る→